嚥下障害と服薬管理:訪問歯科ができること、薬剤師さんと一緒にできること

こんにちは。

六本木ルアナ歯科 院長の 宮本幸奈 です。

口腔外科医として救急や手術に携わったのち、現在は「予防」と「訪問歯科」に力を入れています。

高齢の方や介護が必要な方に、“口からはじまる、しあわせの循環” を届けたいという想いで、港区・目黒区・渋谷区・世田谷区を中心にご自宅や施設に伺っています。

高齢になると複数の薬を服用する方が増えます。

しかし、嚥下機能の低下によって「薬が飲み込みにくい」「咳き込む」「薬が喉に残ってしまう」といった問題が起こることがあります。

薬が気道に入ってしまうと、誤嚥性肺炎や窒息といった重篤な合併症につながるリスクもあります。

訪問歯科では、この「嚥下」と「服薬」の問題に対してサポートすることが可能です。


錠剤は意外と誤嚥リスクが高い

一見飲みやすそうに見える錠剤ですが、実は嚥下障害のある方にとって もっとも気道に入りやすいもののひとつです。

  • 丸くて小さい形状は、舌の送り込みが弱いと口やのどに残りやすい
  • 水に溶けにくいため喉で引っかかる
  • 重みがないため、呼吸とともに気道に吸い込まれやすい

「薬を飲んだ直後に咳き込む」「声がガラガラになる」「口の中に薬が残っている」といったサインは、誤嚥の可能性を示しています。


訪問歯科でできること

嚥下障害が疑われる方に対して、訪問歯科では以下のサポートを行います。

  • 嚥下内視鏡検査(VE) による飲み込み機能の評価
  • 口腔ケアや義歯調整
  • 服薬姿勢や補助ゼリーの提案 など、ご家庭でできる工夫の指導
  • ケアマネ・訪問看護との情報共有 で、服薬時の安全をチームで支援

薬剤師さんと一緒にできること

嚥下評価の結果をもとに、薬剤師さんと連携することでより安全な服薬環境を作ることができます。

  • 錠剤から OD錠・液剤・粉薬 への剤形変更を医師に提案
  • 残薬確認や服薬管理を一緒に行う
  • 「安全に飲み込む」+「正しく服薬する」の両面から支援
  • ご家族や介護職へのアドバイスを共同で実施

六本木ルアナ歯科から薬剤師さんへ

六本木ルアナ歯科 訪問部では、嚥下障害を持つ患者さんの服薬をより安全にするために、薬剤師さんとの連携を強く望んでいます。

在宅や訪問に携わる薬剤師の方で、嚥下評価を活かした服薬支援に関心をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご一緒に取り組ませてください。

地域で 「安全に飲み込む × 正しく服薬する」 を支えるチームを作っていきましょう。


対応エリア:港区・目黒区・渋谷区・世田谷区を中心に訪問しています。

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